日本画を制作する過程を記録してゆきます。

2012年2月27日月曜日

シクラメン

意欲的に制作に取り組むNORIKEIさん。
今年は何枚作品を描くのでしょうか。 
NORIKEIさんの得意とするボタニカルアート。日本画の下絵として描いたもの。なんと、贅沢な下絵でしょう。ここまで細部が描いてあると、あとが楽です。

骨書き

冬の大沼、林シリーズ。
8割がた完成。

テンプルちゃんの猫

猫シリーズ、3枚並行して制作中です。鉛筆による下書きが終ったのでトレーシングペーパーに写します。
トレーシングペーパーの裏にパステルを塗り、上からボールペンで輪郭をなぞって下の和紙に転写します。

和紙の準備

ドーサ*を引いているところ。生の和紙の場合、ドーサを引いて下に色が抜けないようにする。
*ドーサ(ミョウバンと膠と水を混ぜたもの)
木枠に張るときは和紙は濡れた状態。木枠の縁、下半分にだけ大和糊を塗り、四隅がピンとなるように張る。

乾いてから転写作業。

サラサ登場!

一花の会で唯一、油絵を描いているサラサ。人物や風景をよく描きます。黄色の使い方が独特です。油絵の輝りが好きじゃないそうで、溶き油を使用していません。日本画はあまりてかりませんよ、日本画を描いてみたらどうかな、と思っていたら今度は日本画も描いてみるとのこと。

日本画に入る前段階。いろいろスケッチを描きためてゆきます。

2012年2月23日木曜日

日本画初挑戦! Dr.MASA編

Dr.MASA、初めての日本画は10号サイズの
静物画です。物の配置、布の引き方など試行錯誤し
スケッチブックに水彩で下書きしました。

本格的に描くのは、中学校以来とのことですが、とてもしっかりした線です。


水彩画をトレーシングペーパーで、和紙に写します。骨書き*した上に胡粉を塗り、岩絵の具で着色してゆきます。
*墨で輪郭線をとること


膠をいれた瓶、なんと目盛りがついてます!これなら毎回同じ状態の膠ですね。さすが科学者です。ちなみに他の人はみな目分量で膠と水を混ぜてます(安積先生も)


大胆に色をのせてゆきます。


どのような方向に絵が進んでゆくのか、楽しみですね♪

2012年2月22日水曜日

日本画初挑戦! ホワイト・ジャック編

ホワイト・ジャックさん、日本画の道具をそろえました。


スケッチブック拝見。安積先生の目を引いた一枚。これを日本画にしてゆくことに。パプリカの断面。


6号サイズの和紙に墨を塗り、次に紫を塗ったところ。揉み紙の手法を用いることにしました。画廊ネコ、イルも経過を見守ります。


黄色を溶いて―


上に載せてゆきます。


全面に塗り終えました。乾いたら、いよいよ和紙を揉みます。揉むことによって黄色の画面を割り、下に塗った紫がみえる効果を狙います。







2012年2月13日月曜日

NORIKEIさん紅葉描く

 NORIKEIさんの紅葉の絵の部分です。


描き込みがだいぶ進みました。



林シリーズ - 第2段 今度は雪景色に挑戦です。墨による骨書き*が終ったところ。
*骨書き
日本画の大もとになる下図。墨で描くので消えない。
岩絵の具で描き進めていくうち、やり直したりして、
絵具を画面から洗い落としても骨書きをしていると
輪郭線が残っているので便利。