日本画を制作する過程を記録してゆきます。

2012年3月26日月曜日

サラサ、ねこ描きはじめ

只今、骨描き*中。
骨描きが終ったら、胡粉*を全体に塗ります。胡粉を塗ると絵の具の発色が良くなります。絶対というわけではなく塗らなくても構いません。

*胡粉  蠣の貝を粉々にくだいたもの

*骨描き  墨で輪郭をとること  

百たたき

百たたきとは、胡粉など粒子の細かい絵のぐに
まんべんなく膠*を混ぜるため行います。
*膠   動物の皮(牛、鹿)を煮て、取り出したもの

  

 

手順

1.胡粉を細かく砕き、膠を混ぜ練ります
画像は胡粉を練り終えたところ。ふつうは丸めた状態ですが、今回は特別サービスで猫の形をしています


2.この猫の形をしたものを、大きめのお皿に約100回たたきつけます 
※衝撃的な画像のため掲載を見合わせました



3.ひも状に伸ばし、貼り付けます。
本来は、鍋の底に貼り付け、水を入れ沸騰直前に火からおろし、お湯を捨てます。
これは、アクを捨てるため行いますが、今回は省略しました。
ひも状に伸ばし

くるっと巻いて

押しつぶします



 4.ぬるま湯を注ぎ、溶かします。
指で丁寧に溶かします

いよいよ、着色!


コーヒータイム
制作後のおやつは格別美味しいです♪
魚型クッキーは、サラサ作。






サラサ油絵 作品経過

黄色い道の絵

2月27日

3月7日

3月26日

道の奥が照らされ、空には星が瞬いています。
木々は緑に変わりました。
この雰囲気に落ち着くのでしょうか。それとも、激変するのでしょうか。乞うご期待!







2012年3月21日水曜日

揉紙 もみがみ

ホワイト・ジャックさん  揉紙の技法


一体、これはなんでしょうか?
揉紙された和紙の拡大した部分です。
下書きの裏に、白のパステルを塗っています。
下書きを和紙の上に載せ、ボールペンでなぞり転写しているところ。
きれいに写りました。今度は岩絵の具でなぞってゆきます。
絵のぐを置くようにして描くのがポイントです。
岩絵の具で、線書きを終えたところ。

2012年3月12日月曜日

シクラメンの色が変わった?!

NORIKEIさん 祝・作品完成!


前回のシクラメンの下書き
はピンクでしたが、日本画
では白色の可憐な花に。
シックな色合いなのに、いきいきと描かれています。動きを感じる花の絵です。

完成!秋の草たちの楽しい宴のようです。手前の樹に絡みついている真っ赤な蔦漆、シダの色あせた様子、緑から赤に変わるほんの短い時期をとらえたことで、さまざまな色彩をもつ風景に仕上がりました。




テンプルちゃんの猫


骨書きの上に胡粉を塗り、いよいよ岩絵の具で描き始めたところ。

「何かご用ですか?」と言っているような雰囲気。不思議なことに、どこから見てもこのネコさんと目が合います。まるでモナリザのよう。
テンプルちゃんの仕事場、整っています。
実は、この猫さん砂利の上に寝転がっているところです。背景の砂利を、とりあえずパステルであたりをつけてみました。膠を霧吹きでかけて、パステルを付着させているところ。
顔が満月みたいになっていますが、そのうち黒い顔の猫になります。






2012年3月7日水曜日

何を描こうか、、、

日本画初挑戦のモチーフは? サラサ編

日本画に向けて、いろいろスケッチしているようです。
迷い気味のサラサに、安積先生が「ネコはどう?」というと
周りの人も「ネコいいね。ネコかわいいよ。きっとネコがいいよ」
となり、サラサは自分の家にいるネコを描くことになりました。
サラサ    「下書きできました」
周りの人  「・・・・・・。」
安積先生 「え? もう少し細かく描こうよ」

サラサさん、あまり下書きが好きではないことが判明。画像ではよく見えませんがネコの模様、斜線です。